2023年11月4日。第1回 磐梯町プロコンを開催しました。主催は磐梯町教育委員会。CoderDojo Aizuは運営委託頂きました。応募8組(小学生5組、中学生2組、高校生1組)、9作品での開催となりました。
プレゼンはとても盛り上がり、あっという間の2時間でした。熱いぜ磐梯町。
コンテストの紹介に入る前に、経緯や規模について補足させてください。
磐梯町の人口は約3500人。小学校は2校で中学は一つ。高校は町内にありません。
最初に教育委員会から提案を聞いた時は「本当にプロコンやるの?」でした。半信半疑ながら、小さな町のチャレンジがどのような事になるのか見てみたいという思いが沸き上がり、一緒に事業検討させて頂きました。
応募者があるのか、盛り上がるのか開催直前まで不安で、やっぱり無謀だったかなと思う日もありました。
でも、実施してみてわかりました。
プロコンに自治体の規模は関係ありません。立派な大会にする。レベルの高い作品を沢山応募してもらう。たしかにそれは素晴らしい目標です。でもこれって大人の視点なんですよね。
そこに住む子供にとって「身近に自分の作品を発表できる場がある」ということが重要なんだと気が付きました。地域の子供たちが気軽にエントリーできること。地域の住民が発表の様子を楽しく見学できること。地域にはこういう大会が必要なんです。
発表順序を決めるのは磐梯町が作成したルーレットアプリ。教育委員(大人)も楽しんでアプリ制作しました。こういうのが大事ですね。
発表時間は一人約8分でした。作品説明とデモンストレーションを行いました。
質疑応答もありました。普段のCoderDojoで発表をしているからか、とても堂々としていました。
本当は緊張したと思うけど、全然そんなこと感じさせない子ばかり。
審査委員からの講評。プロからのアドバイスにみんな真剣に耳を傾けています。
表彰式も行いました。
入賞した子には賞状と副賞が授与されました。副賞はmicro:bitやM5 Stack(テキスト付)。
参加賞はリオン・ドールの商品券2000円分。
景品が豪華なのも地方プロコンの良いところですね。
審査委員
磐梯町教育長 髙梨 哲夫さん
会津大学 上級准教授 奥山祐市先生
CoderDojo 喜多方 チャンピオン 遠藤雅敬さん
運営
主催:磐梯町教育委員会
運営委託:CoderDojo Aizu
プログラミングを楽しく学ぶためには、①きっかけがある事。②一緒に学ぶ仲間がいること。③成果を見てもらう事。 この三つが大切なのだと思います。
①は学校、②はDojo、③は地元プロコンです。
どんな小さな規模でも成果発表会やコンテストは開催する価値があります。