10/3から10/5の3日間、会津若松市役所で工業高校生のインターン受け入れを行いました。
インターン期間を利用して、CoderDojo Aizuとの市民協働事業を実施することになりました
高校生を講師として育成し、中学校での授業を実施しました。
具体的には、会津工業の高校生が先生となり会津若松1中の特別支援学級の児童たちに、ロボットプログラミングを行うというものです。
講座の企画から高校生に考えてもらいました。
特別支援学級にプログラミング授業を行うというのも大きな注目点です。
障碍を持った子と交流する機会を設けることで、彼・彼女達への理解を深めてもらいます。
特別支援学級の児童たちにはプログラミングを学ぶ楽しさを体験してもらいます。
まず最初に講座のゴールを考えてもらいました。星をつけたのが最重要テーマです。
良い視点ですね。
次は目的を達成するためのコンテンツ検討です。
ロボットでしか読み取れない場所にクイズを掲示しておき、ゴールしたら回答してもらう。という案になりました。
ロボットでしかできない事をさせる。この発想は素晴らしいです。
よく迷路をクリアするプログラムを組ませる問題がありますが、飽きちゃうんですよね。
だって人間にはゴールがわかってますから。ドキドキ感、わくわく感が無い。
カメラ機能の活用案が出たことで、一気に授業内容が固まりました。
主役の歩くメカトロウィーゴ達。こちらは会津若松市が用意してくれました。
Scratchと連携して動かせます。ダンスもできる優れものです。
二日目はAictにてコースとテキスト作り。どうすれば伝わるか。わかりやすくて楽しいかを考えます。リハーサルも行い、チャンピオンからたくさんの指摘を受けました。
このリハーサルが一番きつかったはず。良く受け止めてくれたと思います。
今回用意したコース。基本直線ですが、上からのぞけない場所にキーワードが隠してあります。
ロボットをプログラミングして(リモコン操作ではありません)キーワードを読み取り、ゴールに向かいます。
こんな感じです。キーワードはチャレンジごとに異なります。
同じコースでも毎回ワクワクできるのがいいですね。
授業当日。
目の前でロボットが動くと子供たちは大興奮。プログラミングに夢中になりました。
先生役の高校生は昨日のリハーサルを乗り越えたことで、自信をもって楽しく説明できました。
何回か試行錯誤をしてミッションクリア。
自分で考えてロボットを動かしたことがすごく楽しかったようです。特別支援クラスでもそうでなくても、プログラミングは楽しい!
あとがき
高校生達は3日間という短い期間で講座を一つやり遂げ、大きく成長しました。
特別支援学級の生徒達も大いに知的好奇心が刺激されたようです。
先生も校長先生もとても喜んでくださいました。
若者による若者のためのプログラミング授業は大きな可能性を秘めていると実感しています。